参議院議員選挙制度に関する公職選挙法改正の概要

第1参議院選挙区選挙における
較差の縮小

参議院選挙区選出議員の定数が148人(改正前146人)とされた上で、埼玉県選挙区の改選定数が4人(改正前3人)とされました。
※最大較差は福井県と宮城県の間の2.985倍に縮小(平成27年国勢調査日本国民人口)

第2参議院比例代表選挙における
定数の増加と特定枠制度の導入

1. 定数の増加
参議院比例代表選出議員の定数が100人(改正前96人)とされました。

2. 特定枠制度の導入
参議院比例代表選挙について、候補者の顔の見える、国民が当選者を決定する選挙とする観点から導入された非拘束名簿式を基本的に維持しつつ、全国的な支持基盤を有するとはいえないが国政上有為な人材あるいは民意を媒介する政党がその役割を果たす上で必要な人材が当選しやすくなるよう、次の特定枠制度が導入されました。
※特定枠制度を利用するかどうかは、政党等が判断します。

優先的に当選人となるべき
候補者の区分記載

政党その他の政治団体(政党等)は、候補者とする者のうちの一部の者について、優先的に当選人となるべき候補者として、その氏名及びそれらの者の間における当選人となるべき順位をその他の候補者とする者の氏名と区分して名簿に記載することができます(特定枠)。

特定枠に記載されている
候補者の有効投票

特定枠に記載されている候補者の有効投票は、政党等の有効投票とみなされます。

特定枠に記載されている
候補者の選挙運動

特定枠に記載されている候補者は、参議院名簿登載者個人としての選挙運動(選挙事務所、自動車、ビラ、ポスター、個人演説会等)はできません。

投票所の掲示

特定枠の候補者の氏名及び順位は、特定枠以外の候補者と区分して、特定枠以外の候補者の次に掲載されます。

候補者の間における当選順位

特定枠の候補者があるときは、
・特定枠に記載されている候補者を上位とし(名簿記載の順位のとおりに当選人とする)、
・その他の名簿登載者についてその得票数の最も多い者から順次に定めます。

第3参議院選挙区選挙の
政見放送について、
持込みビデオ方式を導入

参議院選挙区選挙の政見放送について、①所属国会議員が5人以上又は②直近の衆議院議員総選挙若しくは参議院議員通常選挙における得票率が2%以上のいずれかの要件を満たす確認団体・推薦団体の所属候補者・推薦候補者に限り、持込みビデオ方式を選択できるようになりました。
※それ以外の候補者は、従来どおりスタジオ録画方式により政見放送を行うことが可能です。

特定枠制度等について

総務省 広報誌 2018年10月号 参照